
仮想通貨の所得税ってすごい高いんでしょ?
不安で利益が出ても素直に喜べない…



他の投資と比べて所得税が高いのは、残念ながら事実ね。
だからこそ、税金についてしっかり理解しておく必要があるよ!
「仮想通貨の所得税がやばいって聞いたけど、実際どれくらい取られるの?」と不安に思っていませんか?
この記事を読めば、どれくらい税金を取られるのか、また税金を減らす方法もわかります!


税金について理解せず破綻してしまう人も少なくないので、しっかり確認しましょう。
仮想通貨の所得税


仮想通貨の税金は具体的にどのくらい取られるのか、基本情報を見ていきましょう!
仮想通貨にかかる税金と税率


仮想通貨の利益には以下2つの税金がかかります。
「所得税」 税率5〜45%
「住民税」 税率約10%(地域によってわずかに差あり)



仮想通貨の利益は雑所得に区分されるため、上記の税率が適用されます。
雑所得については「【最高税率55%】仮想通貨の雑所得とは?総合課税の計算方法を解説」をご覧ください♬


仮想通貨は確定申告の対象?


仮想通貨は、1年間(1月1日〜12月31日)で20万円以上の利益が出たら確定申告が必要です!
別の理由で確定申告をする場合は、利益20万円以下でも確定申告書への記載は必須ですので注意しましょう。



「利益」は売却価格から経費などを引いた金額です。
利益48万円以下の人は、青色申告にすれば控除によって税金は0円です!
確定申告とは別に、利益額に関係なく住民税の申告が必要です。
確定申告については「【小学生でもできる】仮想通貨の確定申告、やり方のすべて!」をご覧ください♬


未申告はバレる?


確定申告の未申告や過少申告は、ほぼ確実に税務署にバレます。
税務署は仮想通貨の取引所をはじめ、金融機関に対し調査権限を持つからです。
実際に税務署の調査で、多くの申告漏れを指摘した事例もあります。


仮想通貨の税金がバレるのかについては「【無申告はヤバい】仮想通貨の税金は確定申告しないとバレる!」をご覧ください♬


未申告を税務署から指摘されると、通常の税金に加えてさらに以下の税金を取られます。
- 未申告加算税 … 5〜15%
- 延滞税 … 最大年率14.6%
- 重加算税 … 35〜40%
仮想通貨の税制のポイント


「仮想通貨は税金が高い」とよく聞きませんか?
事実、仮想通貨の税金制度は株やFXと比べて不利です。
なぜ仮想通貨の税制が不利なのかを解説します。
累進課税


仮想通貨の税制が不利だと言われる最大の要因は、所得税が累進課税であることです。
仮想通貨は「総合課税」で、給料など他の所得との合計額によって以下の税率が適用されます。
所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円〜1,949,000円 | 5% | 0円 |
1,950,000円〜3,299,000円 | 10% | 97,500円 |
3,300,000円〜6,949,000円 | 20% | 427,500円 |
6,950,000円〜8,999,000円 | 23% | 636,000円 |
9,000,000円〜17,999,000円 | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円〜39,999,000円 | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円〜 | 45% | 4,796,000円 |



株やFXの所得税の税率は一律15.315%です。
比較すると、仮想通貨が不利だというのも納得ですね。
繰越控除


仮想通貨の税制が不利な点として、繰越控除が使えないことも挙げられます。
株やFXの場合、損失が出た年から最大3年間は繰越控除が使えます。
「繰越控除」
1年トータルの運用益がマイナスだった場合、翌年以降の利益にぶつけて利益額を減らせる仕組み



例えば、仮想通貨の運用結果が「昨年5,000万円マイナス、今年5,000万円プラス」だった場合、今年の税金は利益5,000万円分払う必要があります。
利益の定義


仮想通貨において課税対象となる利益のタイミングは下記3つです。
- 仮想通貨を売却した時
- 仮想通貨で物やサービスを購入した時
- 他の仮想通貨と交換した時



売却だけじゃなく、他の仮想通貨や物との交換も課税対象になるので注意!
仮想通貨の課税タイミングについては「【必見】仮想通貨の課税タイミング8選!脱税に注意しよう」をご覧ください♬


利益の計算方法


利益の計算方法は以下2種類あります。
「総平均法」… 期間中の平均取得額をまとめて計算する方法
「移動平均法」… 購入の都度、個別に取得額を計算する方法
自分で選択しますが、どちらを選んでも生涯を通した最終的な利益額は同じになります。
税金の計算方法については「【超簡単】仮想通貨の税金を計算する方法!利益は総平均法で計算しよう」をご覧ください♬


計算を楽にするには…



取引所を複数利用していると利益の計算は難しくなります…
初心者のうちは1つの取引所で運用するのがオススメ!
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画面操作がわかりやすく使いやすいのが特徴♬
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自力での利益計算は間違いが多発
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節税方法


合法的に税金を減らす方法は数多くあります!
- 経費を活用する
- ふるさと納税を活用する
- 年間20万円未満の利益に抑える
- 仮想通貨の損失を利益に合算
- 税制が変わるのを待つ
- 他雑所得の損失を利益に合算
- 個人事業主になる
- 法人化する
- 不動産の減価償却費を利益に合算
- 海外移住する
節税方法については「【税金は減らせる!】仮想通貨の税金は払わないとバレる?減らす方法」をご覧ください♬


よくある質問|仮想通貨の所得税は高い?
- 仮想通貨の所得税は、他の投資と比べて高いですか?
-
仮想通貨の所得税は累進課税なので、他の投資と比べて高くなる傾向にあります。
株やFXの所得税は一律15.315%、仮想通貨は5〜45%です。
- 仮想通貨の所得税はどれくらい取られますか?
-
仮想通貨の所得税は累進課税です。
他の所得との合計金額によって税率(5〜45%)が変わるため、まずは利益額の計算をしましょう。
- 税金を減らす方法はありませんか?
-
合法的に税金を減らす方法は、経費の活用や法人化など実は数多くあります。
使える方法がないか、一度確認することをオススメします!
まとめ|仮想通貨の所得税は高い
今回は、仮想通貨の所得税について解説しました。
この記事で紹介した内容は下記の通りです。
一番こわいのは、税金を払うタイミングに資金が残っていない状況です。
利益額をしっかり把握し、納税に備えましょう。



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最後までお読みいただき、ありがとうございました!